【YOM.14】久しぶりの酒蔵訪問

今回は、久しぶりに酒蔵へ訪問したことを書こうと思います。

まるごとにっぽんでは、その土地ならではの名産を使用した商品や大手スーパーでは扱っていない商品を中心に揃えているため、それらの商品を地方に行って見つけて来ることが多く、コロナ禍では3年ほど地方出張ができず苦労しました。

現地で生産者さんの話を聞いたり、その土地のバックグラウンドを感じることは大事だと思います。現地で見て知ったことをお客様にも伝えることができるので、「オンライン商談より地方に訪れたい！」と改めて感じました。

鳥取県境港市は、水木しげるさんの故郷で鬼太郎が空港からお出迎え。空港も鬼太郎の名前が付いています。水木しげるロードは、境港に行ったら是非訪れてほしい名所です。

その中心に、千代むすび酒造さんがあります。まるごとにっぽんでも人気シリーズ『鬼太郎カップ』など沢山のゲゲゲ鬼太郎の商品が並びます。

千代むすび酒造さんの新しい試み、日本酒のスパークリングの『SORAH（ソラ）』は、本格的に瓶内発酵をした酒をシャンパン製法で瓶詰めしていて、今までの日本酒の味を覆す泡酒です。

世界のスパークリングワインに対抗出来る技と味を目指すAWA協会に入っている蔵元がそれぞれ発売していて、千代むすび酒造さんの『SORAH（ソラ）』もそのひとつ。今回試飲させて頂いたのは3年前に出来たときのものよりも、ワインに近いスッキリした切れ味になっていました。

焼酎やジンの蒸留酒にも挑戦されていましたが、今回初めてウイスキーの醸造も始められていて、驚かされました。ワイン樽やシェリー樽など、樽熟成の貴重な試作品も試飲させて頂きました。熟成樽の香りと深い味わいが特徴的でした。

ジャパニーズウイスキーの人気は年々増加していて、製造量の少なさから価値もどんどん上がっています。日本酒だけの製造では、今後の蔵の存続に危機感を持つ蔵元が増えていて、千代むすび酒造さんの岡空社長もその危機感から新しい挑戦されるお一人ですが、今回訪問して新しい発見でした。

まだ海外向けのブレンデッドウイスキーしか取り扱っていないのですが、すでに完売に近く、日本でのシングルモルトの発売は、2024年秋以後だそうです。予約殺到だと思いますが、まるごとにっぽんでも発売できる日を楽しみにお待ちください。

帰りは妖怪神社に、良い酔きご縁が得られるように祈願して帰りました。

鳥取の海の幸を使用した食品も色々と見つけて来ましたので新商品を楽しみにしていてください。